決めごとはひとつ、 頂上に登り、生きて還る。 地球上に8,000m以上の頂は14座。
この全てに登ったのは世界でたった18人。
日本人でこの14サミッターに一番近い登山家の世界。
果てしなき…暗闇の中を
竹内洋岳は登り始める。
8000mの頂に立つために。
聞こえるのは自分が氷に
刻み込む爪の音だけ。
照らされるのは
ヘッドランプのわずかな視界だけ。
やがて日が昇る瞬間が来る。
その時世界が銀色に輝く。
その瞬間を
シルバーモメントという。
その世界を語るために頂に至り、
生きて還ってくる。
それがプロの登山家
竹内洋岳のつとめだ。この本は我会のterra君から借りて読んだ。
しかしこの本の分厚さは尋常ではない。

13章から構成されていて、あとがきを含めると540ページもある。
だが面白い。
そして読んでいて非常に吃驚した。
それは…第4章 日本山岳会「マカルー登頂」1995年…のところに出て来る。
備中や帝釈で会う度に気さくに冗談を言い交わしている友人の名前が出て来たのだ。
知りあった当初から超高所登山をされていたとは聞いていたが、何と!当時日本の超高所登山に於ける錚々たるメンバーであり、その当時のドリームチームのお一人であると、さらに読み進んでマタマタ驚いた。
それは超高所登攀のトップクライマーだったと書かれている。
現在の姿を見ると、とても信じられない否否冗談です。冗談!冗談です!!
その方を我々は非常な親しみを込めて『隊長』と呼んでいますが、以後親しみと尊敬の念を込めて『隊長』と呼ばせて戴きます。
彼の人とイッパイやりながら、高い山の話聞く時間、好きなんス。
オイラがクライミング始めたばっかの時、イロイロ教えてもらったス。今もね。
彼の人は、私とは大違いでそんな凄い経歴を微塵もみせない。
もし私がそんな経歴を持っていたらそこら中に吹き回っとる。
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