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マメオ

Author:マメオ
Mr ビーンズことマメオです。
1951年1月3日生 ♂
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趣味:クライミング、家の掃除など
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西日本の中国地方や近畿地方に大きな被害をもたらした台風12号でしたが皆さま御変り御座いませんか?


8月初めに小川山のマラ岩東面の「ブルースパワー 5.11c」NP&Bを登っていたクライマーが3本目のボルトにクイックドローをセットしてカンテの方にラインを求めていき、ボルトより50cm程度左上した地点でムーブにつまった。当事者より「テンション」とコールがあり、ビレーヤーがロープの弛みを取り除いた後に、「テンション」を掛けたところ、クイックドローからロープが外れ、地上に落下した。

そのクライマー(男性 35才)は後日病院で亡くなられた。

改めてご冥福をお祈りいたします。

その後の検証で下記の事が判明している
1. 逆クリップはなかった。
2. クイックドローのカラビナの開口部は上下とも左側 。
3. 2本目と3本目のボルトの間にカムディバイスをセットし、ロープをクリップして登ったが、3本目のボルトにクイックドローをセットしてロープをクリップした後、カムディバイスを取り外していた。

↑↑
【おがわやまだより】から引用しました。

上記の事故のようにヌンチャクに関連した事故が毎年のように起こっている。
原因はマチマチだ。

最近私は岩場でお会いするクライマーの所持するヌンチャクに注意を払って見ているが多くのクライマーが手を加えている。
下の写真はヌンチャク本来の姿です。
003_20110905201800.jpg
私の使っているヌンチャクです。
ストレートゲートのカラビナはプロテクション側に
ベントゲートのカラビナはロープ側にスリングにストリングを付けカラビナを固定して使っています。

次の写真は岩場で見かけたヌンチャクに手を加えた物を再現しました。
006_20110905202058.jpg
左:プロテクション側のカラビナをストリングで固定している。
中:プロテクション側のカラビナをテーピングテープ(ビニールテープ等)で固定している。
右:プロテクション側のカラビナをゴム等で固定している。

このようにされているクライマーを見かけたことはありませんか?

これは間違っています。

カラビナを固定するのはロープ側だけでプロテクション側はフリーでなければいけません。
004_20110905203539.jpg
↑↑プロテクション側はカラビナが自由に動く状態でなければいけません。
005_20110905203546.jpg
↑↑ロープ側はストリングで固定します。

理由の一つが【PETZL 2011 ツールとテクニック】に書かれています。
IMG_0003_20110905203950.jpg

IMG_0004_20110905204903.jpg
ロープ側をフリーにしないのはロープを通した後にクライマーが登って行くに従って伸びて行くロープに釣られてカラビナだけが動き横方向等にならないようにするためです。
カラビナの強度は縦方向(ゲートは閉じている)で23kN、横方向(ゲートは閉じている)だと10kNと1/2以下になる。(PETZL SPIRITの強度)
なのでカラビナが動かないようにストリングで固定します。

プロテクション側を固定すれば伸びるロープと共にヌンチャクが動き時によってはカラビナがプロテクションの上に乗り外れる事があります。
2010.11.11蝙蝠谷 009
過去にこれが原因で事故が多く起こっています。

私が岩場でヌンチャクのカラビナの両方を固定したクライマー数人に、何故両方固定しているのですか?と聞いたところ誰一人明確な答えが返ってこなかった。
ただ『人がしているから』というのが一番多かった。

もし両方を固定されている方はプロテクション側をフリーにされることを強くお勧めします。

尚プロテクション側をフリーにしていてもプロテクションが設置されている壁の形状等でカラビナが動き破断したりプロテクションの上に乗って外れる事があります。
ただ固定しているより固定していない方がそのようになる確率は遥かに少ないのは確かです。

それともう一点【ヌンチャクのカラビナのプロテクション側とロープ側はごちゃ混ぜにして使わないようにして下さい】
ロープの痛みが早いと共に破断の原因にもなります。

PS
小川山「ブルースパワー」での事故とこの記事で書いたカラビナの固定については全く関連はありません。
コメント

勉強になりました。ありがとうございました。

山ちゃん≫
そう言ってくれれば私も嬉しい^^
ただクライミングに関する技術はIT関連のように日進月歩ではないところがある。
今までベストと言われていた技術がある日突然否定されることがある。
ロープの結び方なんかはその最たる例です。クライミングは一つ間違えば命に関わります。
なのでただ登るだけでなく広く知識を得ることも大事です。

なんて偉そうなことを言いました(デヘッ!)

とても参考になりました。
というか、読んで身が引き締まりました。
プロテクション側とロープ側を間違えてヌンキャクをかけてしまったとき、先輩にすごく注意されたことを思い出しました。
知識と技術を進歩させていくのは得意とはいえませんが、必要最低限のことはできるようにしたいと思います。
マメオさんにも、いつも色々教えていただいています。ありがとうございます。

chikaさん≫
良い先輩にめぐり合いましたね。

↑↑
本当にご無沙汰しています。
私も早速作りますわ。

ご無沙汰です。久々に見ていたら興味深い記事に目が止まりました。
ちなみに私は支点側も固定しています。
理由はカラビナの反転防止です。(支点が遠い場合も支点側を固定しているとクリップしやすいです)
何年か前、備中で死亡事故あったときに、原因がカラビナのスリングからの脱落の可能性有りと聞きました。
実際支点側を固定していないスリングで、カラビナが反転しているのを見たことが何度かあるます。
でも、ペツルのスリングは太くて堅いので、固定すると棒状になってよくないのでしょう。
以前フリーファンの記事で「支点側のスリングを固定するときは、ある程度の長さがあって、しなやかなものを使用した方がいい」と記載されていました。
なので、今は徐々にスリングを細いものに移行中です。(でも細いものばかりだとA0できないし、ルートにもよりますね)
それにしても、事故例を見ると「明日は我が身」ますますトラバースルートが怖くなりそうです・・・

youkoさん≫
ご無沙汰してます。
お元気ですか?
コメントありがとうございます。
カラビナのスリングからの脱落の可能性については支点に設置する時のゲートの向きに注意することで大概は防げると思います。しかし必死のパッチ時にはそこまで考える余裕が無いのが実情ですが(笑)
ご指摘の通りPETZLはスリングが太いので両方を固定すると棒状になり支点側のカラビナがハンガー等に乗って外れる頻度が多くなります。

固定する場合はスリングが細くてしなやかなものは理解できるのですが、細くてしなやかなスリングは長年使っていると捻じれて逆クリップする可能性が高くなります。私は実際に何度も眼にし指摘したことがあります。
なので私は細くてしなやかなスリングは使いません(苦笑)
PETZLの最近出たヌンチャクですが(ゲートがマッチ棒のようなもの)スリングは細いですが固く長年使っても捩れ難くなるようにしています。
ヌンチャクの両方を固定するしないは色々な考えがあるようですが太くて固いスリングは固定しない方が良いようです。

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