プロフィール

マメオ

Author:マメオ
Mr ビーンズことマメオです。
1951年1月3日生 ♂
出生地:高知県内
現住所:神戸市内
家族:女房一人、息子二人、嫁二人、孫四人、その他昆虫、爬虫類等多数
趣味:クライミング、家の掃除など
収入:少々


最近の記事


月別アーカイブ


カテゴリー


リンク


DATE: CATEGORY:
001_20140627210120c2e.jpg
占守島(シュムシュとう)は、知られざる悲劇の島である。それは、日本軍が玉砕という名の全滅を遂げたアッツ島やサイパン島、硫黄島(いおうとう)などの島々とも、また多大な民間人の犠牲を出した沖縄とも違った種類の悲劇であった。
千島列島(クリル諸島)の先端に位置するこの島にソ連軍が攻め込んできたのは、玉音放送から三日後の昭和二十年八月十八日未明。日本がポツダム宣言を受諾した後になって、新たな戦闘を仕掛けてきたのである。
日ソ中立条約を一方的に破棄したソ連軍が、八月九日に満州に攻め込んだことはよく知られている。関東軍との戦闘は八月十五日を過ぎてもすぐには止まらなかったが、これと占守島の戦いとはまったく意味がちがう。
本書の中で、少年戦車兵の中村末松が「止めても止まらぬ戦争と、終わってから仕掛けてくる戦争とでは、同じ戦争でもまるでちがうと思うのであります」と言うシーンがあるが、まさにそのとおりで、ソ連は領土的野心から、日本が無条件降伏をしたことを承知の上で占守島に侵攻してきた。連合軍との間で正式な降伏文書の調印が行われる前に、戦闘→占領という既成事実を作っておこうとしたとしか考えられない軍事行動である。
これが占守島の悲劇のひとつ目で、日本軍は、終戦の詔勅の三日後になってソ連軍の侵攻にさらされることになった。応戦すれば勅命に反するのではないかという怖れが将兵らにはあったろう。しかし占守島を含む千島列島は、明治八年に結ばれた樺太・千島交換条約によって平和的に定められた日本の領土である。人数は少ないが開拓団の家族が居住し、また日魯(にちろ)漁業の工場労働者などの民間人もいた(本書には日魯漁業の缶詰工場で働く約四百名の女子挺身隊の少女たちが出てくるが、これは史実のとおりである。)国土と国民を守るのが軍のつとめであり、それを果たすため、占守島と隣島の幌筵島(パラムシルとう)に進出していた第九十一師団は戦闘に踏み切ったのである。
もうひとつの悲劇は、これが勝つことのありえない戦いだったことだ。
二万三千の将兵を擁する第九十一師団は、現役兵が中心で練度も高く、寄せ集めの師団が多かった戦争末期においては例外的な精鋭だった。中でも満州から引き抜かれてきた戦車第十一聯隊は、最新の装備と優秀な兵員を備え、士気も高かった。八千八百のソ連軍陸上部隊を迎え撃った日本軍は優勢に立つ。しかし、日本はすでに無条件降伏をした敗戦国であり、勝利するまで戦い続けることは許されなかった。前線に軍使を送って停戦交渉を行った日本軍は八月二十一日に降伏し、二十三日にソ連軍によって武装解除される。そして生き残った将兵はシベリアに送られたのである。
勝てる力をじゅうぶんに備えながら、決して勝ってはならないー北の果ての国土と国民を守るため、そのような戦闘に生命を賭けたのが、占守島の将兵であった。歴史上、このような矛盾した戦いを強いられた軍隊があったろうか。しかも、この島で起こったことは日本国民にほとんど知られることなく、歴史に埋もれてきたのである。戦争というものの理不尽さを凝縮したようなこの島が本書の主たる舞台だが、物語は、占守島から遠く離れた、東京・市ヶ谷の大本営地下壕から始まる。


梯久美子(かけはしくみこ)氏の解説より抜粋。

戦争ほど、残酷なものはない。
戦争ほど、悲惨なものはない。
だが、その戦争は、まだつづいていた。
愚かな、指導者達に、ひきいられた国民ほど、あわれなものはない。
国民は、八年におよぶ、戦火に、親を失い、子を失っても、その苦しみに堪えてきた。


これはある小説の冒頭の一節だ。

日本は先の大戦後、連合国軍最高司令官総司令部の監督の下1947年5月3日日本国憲法が施行された。
特記すべき一点は第九条だ。

第二章 戦争の放棄
第九条
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


しかしその後色々な解釈を経て現在は世界有数の軍事力を保持している。
そして第二次安部政権になりその軍事力行使の道を開こうとしている。

まあ~現在の東アジアの情勢からして全くの無防備という訳にはいかないのは理解できる。
そして専守防衛のためなら軍事力の行使も仕方ないと思うが、今その行使の歯止めをなし崩しにしようとの企みが進んでいる。これは絶対に止めなければあかん!

しかしどうやって止めるのか?選挙?

今の日本にまともな政治家はおらん!

どうする?

copyright © Mr ビーンズのマメマメ日記 all rights reserved.Powered by FC2ブログ