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マメオ

Author:マメオ
Mr ビーンズことマメオです。
1951年1月3日生 ♂
出生地:高知県内
現住所:神戸市内
家族:女房一人、息子二人、嫁二人、孫四人、その他昆虫、爬虫類等多数
趣味:クライミング、家の掃除など
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DATE: CATEGORY:未分類
今日、烏帽子岩でKさんが「熊カンテ 5.10a」の終了点の交換をすると聞いたので、手伝いに行って来た。
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作業するKさん。

下に居たらお呼びがかかったので隣のルートから現場に行くと
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ラッペルステーションを止めているグージョンボルトの一本がナットを外そうとしたら共回りするとのことだった。
これはボルトにテンションが全く効いていないことをになり非常に危険である。

今日は壁に埋め込む用のアンカー類を持って来ていなかったので23日(土)にケミカル施工することにしました。

なのでそれまでは絶対に登らないようにして下さい。ルートの取り付きにその旨をテーピングテープに書いて貼っています。
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それから、今日は先週「ゴールドフィンガー」と「おじいちやんのドタドタ落ち」を登った時に核心部のハンガーが長年のフォールで曲がっていたのを交換しました。
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「ゴールドフィンガー 5.10a」の曲がったハンガー。このハンガーはステンレス製ですが、正規のクライミング用ではありません。今日交換したのは、FIXE製ステンレスハンガーで強度は30kNです。
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「ゴールドフィンガー 5.10a」は2箇所が正規品でないハンガーが使われていましたので2箇所交換しました。

「おじいちやんのドタドタ落ち 5.11a」のプロテクションは5箇所全てが非正規品ハンガーでしたので全て交換しようとしましたがボルトを外して『こりゃ不味いなぁ~』と思った。それは
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アンカー埋め込み時に穴を深く開け過ぎたためにアンカーが壁の表面より約5mm程深く入っていました。それに使われていたボルトが
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ネジ部分が20mmのものでワッシャー(平座金※1)も入れていませんでした。赤矢印で示した箇所までしかネジ込まれていなかった。約10mm程です。

そこで念のため持参した25mmのボルトに替えて
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ワッシャーを入れFIXE製ステンレスハンガー(30kN)に交換しました。
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下の写真は核心部のハンガーですが曲がってるしグルグル回転していました。よくこのハンガーで登っていたものだと感心しました。
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ここもFIXE製ステンレスハンガー(30kN)に交換しました。
↓↓
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それから交換しながら思ったのですが、施行が雑と感じました。
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5箇所中4箇所のアンカーが深く入り過ぎていました。赤矢印の間が深い。

そして壁の表面の処理がされていない。
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赤丸で囲った箇所は膨れていました。こういう場合タガネ等でハツリ平らにします。
でないとハンガーが壁に密着しないので力が加わると緩み易くなります。

一箇所(1ピン目)だけ壁と面一でアンカーが埋め込まれていました。が!
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赤線で囲った範囲が出ています。これもタガネでハツリ平らにしなければいけません。何故か?壁とハンガーの密着する割合が高ければ高いほど強度が増すと共にボルトが緩み難くなります。

そして2ピン目のハンガーを取り替えてボルトを締めていると、いつまでも回り続けるので『こりゃ~ヤバいなぁ~』とボルトを外してみると埋め込まれていたアンカーが抜け出てきていた。こうなればこのアンカーは危険で使えないので23日(土)にグルーアンカーステンレスに打ち替えます。
それまでは絶対に登らないで下さい。
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取り付きにテーピングテープでその旨を書いて貼っています。

しかし今日改めて強く感じたのはカットアンカーは駄目!ってことです。設置されてしまえば施工の良し悪しが全く判別出来ないからです。

ちなみに今日外したボルトですが
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赤い矢印までしかネジ込まれていません。

特に左端のボルトは
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ネジ山にして2山か3山です。幸いこの箇所は頻繁にフォールする箇所ではありませんでしたの外れることがなかったと思います。

今後開拓でのアンカーはグルーアンカーステンレスをケミカル溶剤で施工するのが最良なのですが、費用等からして難しければグージョンボルトで施工して欲しいと望みます。
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これは「タフ 5.10d」に打たれたグージョンボルトです。

※1
ワッシャー(平座金)が何故必要なのか?
○効率のばらつきを防ぐため
ボルトを締め付ける際に、締め付ける相手部品の材質によって効率(回す力に対する軸方向の力)が大きくばらつかないようにするため。
ワッシャー付きだと、常にワッシャーとボルトの間で効率が決まります。

○面圧を下げて緩みにくくするため
ボルトのみの場合だと、相手部品との接触面が少ないために面圧が高くなり、外圧が加わった際などに
接触面が陥没したりして緩みが発生する原因になります。
ワッシャーを入れることにより、面圧を下げて外力などが加わっても陥没しないようにしています。

以上はYahoo!の知恵袋を参照にしましたが、クライミングにおいて自然の壁は凸凹であります。なので壁とハンガー、ハンガーとボルト(ナット)を均一に接触させるのは不可能です。なので出来る限りタガネ等で平面近くにし、ワッシャーを入れてネジ込む力を分散させなければいけません(ただし、スプリングワッシャーは入れては駄目です)。
このような不具合を一掃したのがグルーアンカーです、通称ケミカルボルトです。

「おじいちゃんのドタドタ落ち」にワッシャーが入れられていなかったのは深過ぎた穴に20mmのボルトを使用しているので少しでも深くネジ込むためだったと推測されます。

「おじいちゃんのドタドタ落ち」が開拓された時代においては施工方法としてはベストだったと思います(ただし施工技術は疑問ですが)。

余談ですがKINet の掲示板に書かれたO氏の文章が凄く納得出来ました。

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